編集者・ライターから行政書士へ。インタビューの気持ちで、ていねいにお話をうかがいます

プロフィール

 はじめまして。行政書士・FPの永易至文(ながやす・しぶん)です。

 私はこれまでの編集者/ライター活動のなかで、シングルの人や同性パートナーがいる人に、「婚姻制度がなくても遺言を書いて遺産を渡すことができますよ。遺言は自分で書けます」「自分に万一のとき、〈家族〉ではないが大事な人が医者の説明を聞けますか? 医療意思表示書での対策も有効ですよ」と紹介することがありました。
 しかし、自分で書けるといっても、実際に法的に有効な遺言や医療意思表示書を書くことは、多くのかたにハードルが高いようでした。
 ならば自分自身が専門家となって業務を提供し、みなさまのお役に立とうーそう決意して、法律家の国家資格の一つである行政書士を志しました。
 晩学と、根からの文学部体質のためか、少々時間がかかりましたが、2012年度にようやく合格、このたび長らく住まいする中野区で、開業させていただきました。
 事務所のある東中野で思い浮かべるのは、中央線や神田川の桜並木。そんな心やすらぐ風景同様、みなさまに親しまれ、年々歳々、変わらないお付き合いがいただける、頼りにされる事務所になりたいと願っています。

 行政書士は、官公署(お役所)に提出する書類の作成代行、そして契約書や遺言作成のプロです。また、弁護士がおもにトラブル発生後に依頼する法律家であるのにたいして、行政書士は、事前にいろいろ相談して書面を作成しておくことでトラブルを避けることができる、予防法務の専門家ともいえます。
 とはいえ昨今、ネットを叩けば法律や条文の知識、書式のヒナガタは、いくらでも無料で手に入れることができます。
 そうした時代に、私たち行政書士は、生身のからだと心をもったひとりの人間として、どこまでお客さまの事情や気持ちに寄り添い、最適な解決策を提案することができるかが問われていると思います。
 機械では代替できない、人間によるコンサルティングこそがわが使命と考え、つねに学びと研鑽を怠らず、お一人お一人の幸せと価値観を大切に、この町で業務を続けていきたいと願っています。
 町の身近な相談役として、みなさまのご利用と、あわせてご鞭撻を、お願い申し上げます。

 ■略歴
 1966年、愛媛県新居浜市生まれ(永易という苗字は、新居浜にはよくあります)。東京大学文学部中国文学科卒業(卒論テーマは巴金〈中国の著名な現代作家〉)。教育書出版社勤務を経て、2001年からフリーランス編集者・ライター。子ども・若者、学校のほか、性的マイノリティ、HIVなどをテーマとして活動。
 2010年 2級フィナンシャルプランニング技能士取得。
 2013年 行政書士試験(2012年実施)合格、同年登録。

 趣味:古典劇鑑賞(能楽、歌舞伎)、日本泳法(水府流太田派)、中国語学習(中検2級)

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事務所への道順のご案内

〒164-0003 中野区東中野1-57-2柴沼ビル41号 Tel 03-6279-3094

JR東中野駅西口改札を出て、すぐ左手に折れ、階段を下り(西口出口)、道に出ます。
目の前の横断歩道に立ち、左手前方を見ると、赤いビニール屋根のレストラン「ITO(イト)」が見えます(看板もあります)。
そのビルの4階です。
エレベーターがございません。悪しからずご了承ください。

事務所への道順のご案内

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